鍼治療は身体にいい?

query_builder 2021/09/22
ブログ
多刺鍼

このブログを読まれている方は、少なくとも鍼治療に興味を持たれているのだと思います。疑うことなく、鍼治療を受けてこられたのでしょう! でも、ちょっと冷静に考えてみると、鍼治療をするデメリットもあるのではと考えたことがある方も少なくないのではないでしょうか?

もちろん鍼治療には、特定疾患にとても有効であるという科学的根拠も実証されているのも事実です。

しかし、異物を身体に刺すのですから、感染の危険もあります。正確には感染のリスクもあったです。感染リスクに関しては、現在では個別包装(エチレンオキサイド滅菌)の完全使いすて(ディスポーザブル)を使う治療院がほとんどですので、まず心配はありません。もちろん、当院もディスポーザブル鍼を使用します。完全滅菌された日本製のものです。

ちょっと話がそれますが、人体の異物排除の機構について、少し書いてみます。例えば何らかの衝撃で、人体に金属粉が入ったとします。その瞬間から、ヒトはその金属粉を処理しようとします。排除・器質化・被包という生体反応です。つまり、鍼を刺鍼した瞬間からそれらの生体反応が起こります。

私の言いたいことをまとめます。鍼治療はとても有効な治療法であるとともに、上記のデメリットもあります。だから、当院の治療法は、0.12~0.14ミリという極細のものを、頭に1~2ヶ所、10秒程、刺鍼します。たったこれだけの刺激で、最大の効果が得られます。いや、たったこれだけの刺激だからこそ、最大の効果が得られるのです。これ以上の刺激は、人体にはデメリットの方が大きくなります。通常の鍼灸院ですと、何十か所も刺されたり、10分以上も太い鍼を刺されます。すると、内因性痛覚抑制系というシステムが働き、身体は痛みを感じずらくなります。したがって数時間から2日くらいは痛みは軽減しますが、治癒とは全く別なので、すぐに発痛します。上にある写真のような刺鍼をしたとき、身体はどういう反応を示すか考えてみてください。また、置き鍼という2~3週間も体内に鍼を入れっぱなしにする方法もあります。考えただけでも恐ろしくなります。

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