“保菌=病気” とは限らない

query_builder 2026/08/04
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==検査結果だけでは見えない、身体の本当の状態==

風邪をひいて病院を受診すると、検査をすることから始まります。最近では、インフルエンザや新型コロナウイルスだけでなく、溶連菌なども短時間で検査できるようになりました。検査をすれば、「陽性」「陰性」という結果が出ます。しかし、ここで知っておきたい大切なことがあります。それは、体内に「菌がいること」と「菌が病気の原因になっていること」は、必ずしも同じではないということです。

身体には、もともとたくさんの菌が存在しています。

私たちの身体には、のどや鼻、腸、皮膚など、さまざまな場所にたくさんの細菌が存在しています。その中には、健康な人の身体にも普通に存在している「常在菌」があります。病気の症状がなくても、特定の細菌を持っていることがありますが、これを「保菌」といいます。

代表的なものの一つが、溶連菌(A群β溶血性連鎖球菌)です。溶連菌は、高熱や強いのどの痛みを起こす細菌として知られています。しかし、健康な子どもの中にも、症状がないまま溶連菌を保菌しているケースがあります。つまり、「検査で菌が見つかった=その菌が今の病気の原因」とは限らないのです。例えば、のどの痛みがほとんどなく、鼻水や咳など、一般的なウイルス性の風邪に多い症状が中心であれば、溶連菌が原因ではなく、たまたま保菌していただけという可能性もあります。

大切なのは「菌がいるか」だけではありません

最近はあまり見かけなくなりましたが、真冬でもランニングシャツに半ズボンという元気な男の子がクラスにはいました。

「あの子たちは、なぜ風邪をひかないのだろう?」


子どものころ抱いた疑問のヒントになったのではないでしょうか?


さて、身体の中に病原体が入ってくることと、実際に病気になることは必ずしも同じではありません。これは、身体について考えるうえで、とても大切なことです。私たちは病気になると、つい


「何が原因なのか」を探します。
「この菌がいるから病気になった」
「このウイルスがいるから症状が出た」
「この数値が高いから悪い」

というように、原因を一つに決めたくなります。
しかし、身体はそんなに単純なものではありません。
同じ菌を持っていても、症状が出る人もいれば、何も症状が出ない人もいます。
同じ環境にいても、体調を崩す人と、元気に過ごせる人がいます。

では、その違いはどこから生まれるのでしょうか。

私は、そこに 身体が本来持っている「回復力」「治癒力」が大きく関わっていると考えています。

身体には、本来「治ろうとする力」があります。私たちの身体には、傷ができれば修復し、疲れれば休むことで回復し、外から異物が入ればそれに対応するという、素晴らしい仕組みが備わっています。ところが、疲労やストレス、睡眠不足、生活習慣など、さまざまな負担が積み重なると、その力が十分に発揮できなくなります。

その結果として、身体のバランスが崩れ、さまざまな症状が現れてきます。

身体に何かが「あるか・ないか」ではなく、「今、その身体が本来の力を発揮できているのか」という視点こそが大切です。

病院での検査は「答え」ではなく「身体を知るための情報」です。

病気を早期に発見したり、適切な治療につなげたりするために、検査は重要なのですが、検査結果だけで身体のすべてが分かるわけではありません。

「陽性だから悪い」「陰性だから大丈夫」と単純に判断するのではなく、

・どのような症状があるのか
・いつから症状が出ているのか
・身体全体はどのような状態なのか
・これまでと比べて何が変わったのか

など、さまざまな情報を合わせて総合的な思考がとても重要です。体調が悪い中、病院に行くのではなく、まず体を休める、休息を取るという鉄則を忘れないでください。病院や治療院に足を運ぶのは、治りが遅いと感じたときで大丈夫です。

当院では、生体反応を応用したMR検査を行い、身体全体の状態を確認していきます。

この検査によって、各臓器の正常・異常を見極めるとともに、細菌やウイルスなどに対する身体の反応についても確認していきます。MR検査では、特定の細菌を保菌していても、体にストレスがかかっていなければ正常の判定になります。

検査結果だけで「病気がある・ない」と判断するのではなく、現在の身体がどのような状態にあるのかを知り、施術方針を考えるための情報として活用しています。

そして、身体が本来持っている回復力・免疫力・治癒力が十分に働ける状態を目指した施術をおこないます。

※細菌には、健康な人の身体にも存在する「常在菌」や、症状がなくても細菌を保有している「保菌」という考え方があります。一方、ウイルスについては細菌と同じ意味で「常在ウイルス」「保ウイルス」と一般的に呼ぶことはありません。細菌とウイルスでは、身体との関わり方や増殖の仕組みが異なるためです。