階段を上っただけで息切れ⁉ 心臓疾患？

2024/08/23

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毎日猛暑の中、みなさんは如何お過ごしでしょうか？私もエアコン疲れで体が悲鳴を上げております。

このところ、強く感じていることがあるので久しぶりに日記を書きます。

若い方でも階段や坂道など、少し負荷がかかっただけで息切れしてしまう方がいらっしゃいます。いろいろな要素が混在してその症状が出現するのですが、心臓異常が大元の原因であることが多いです。異常と言っても弁膜症や心肥大などの大きな疾患ではなく、病院では見逃してしまうような異常です。分かりやすく言えば、正常な働きができない状態の心臓ということです。

昨年、30代男性がこのような症状で来院されました。とにかくちょっと階段を上っただけで動悸、息切れがするとのこと。早速、筋肉反射テストで全身を診ていくと、やはり心臓に異常が現れます。この患者さん、毎週当院の治療を受診されて、動悸・息切れが治まり卒業が見えてきました。その後、1-2カ月毎に健康維持を兼ねて来院しているのですが、先日、会社の健康診断で興味深い結果が出たとのことでした。

実は、昨年の健康診断の時、心臓にD判定が出ていて、「洞性不整脈」と診断されていたのです。経過観察とのことだったので、病院での治療は受けずに、当院に訪れたのです。私自身その話を聞いたのは、先日の事。そして今年の健康診断の結果は心臓はA判定。洞性不整脈の症状は消えていました。

この患者さんの心臓が正常に戻った経緯を考えてみます。

1）経過観察ということで病院での治療を受けなかった。

2）つまり、薬を服用することがなかった。

3）当院の治療のみを受けた。

以上です。

体はいつでも正常に、健康になろうとしています。この時、薬を服用してしまうと体の正常な働きが阻害されてしまいます。体というのは、すべてが正常ということはありません。正常と異常があって初めて健康になります。そこが機械と違うところです。

次回は、先天性心疾患について書く予定です。

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