体は食べた物からできています!!
表題に、「体は食べた物からできています!!」と記載しましたが、正確には「食べた物でしか体はつくられない!!」でしょう!! 私は、大学で食品化学(添加物)を専門としていたので、今日は添加物について書きます。
まず、ひと言で添加物と言っても、山ほどあります。そして、用途により名称が変わります。例えば、洗剤でおなじみの界面活性剤。これを食品添加物として使用すると「乳化剤」に、防腐剤は「pH調整剤」になります。この乳化剤は水と油をきれいに混ぜるのに使用します。そして、色を付ける「着色剤」、粘り気を出す「増粘多糖類」、香りを付ける「香料」、品質保持に「安定剤」、腐らせないために「pH調整剤」、独特の色見を出す「カラメル色素」等々。どんな方でも、これらが体に悪い影響を及ぼすことは分かりきっています。コンビニでいつでも手軽においしいものが手に入るようになった手軽さと引き換えに、我々の体には、とんでもない量の食品添加物が入ってきます。個々の添加物が体に及ぼす影響は、皆さんで調べてください。全部調べるまでもなく、1-2個も調べれば、その危険性に気付きます。
一度、ご自身で作られたおにぎりとコンビニのおにぎりと、この炎天下にさらして、翌日確認してみてください。
私は、治療が終わるとほとんどの患者さんに、日常の「食」についてアドバイスします。絶対に食べるなということではありません。毎日毎日、一日3食食べ続けないでほしいということです。1週間に1回か2回ならそんなに大きな障害は出ないと思います。極端なことをすると、かえってストレスになるので、そこのさじ加減はうまくやってください。
それでも、絶対に摂取しもらいたくないものは、人工甘味料です。サッカリン・スクラロース・アセスルファムK、アスパルテームなどです。裏側のシールに必ず記載があるので、簡単に見極められます。今まで、この人工甘味料も過剰摂取しなければ人体に影響はないとしていましたが、WHOはこの程、人工甘味料の「アスパルテーム」を発がん可能性リストに掲載しました。
人工甘味料は、発がん性だけではなく、腸内の浸透圧が崩れます。通常は小腸から水分が体に吸収されるのですが、逆に水分が小腸に流れ込んできます。つまり下痢をします。エナジードリンクを飲み過ぎると、下痢をするのはこのためです。そして、甘いものを摂取したのに、「糖」が吸収されないと脳は混乱を起こします。もっと「糖」を欲するようになります。つまりダイエット食として人工甘味料をしているのに、太りやすくなるという報告も多数あります。
常日頃、お忙しい主婦の方に申し上げるのは非常に酷なのですが、どうかご家族の食事の管理をお願いします。
記事検索
NEW
-
query_builder 2025/02/25
-
階段と出入口に手すり付けました
query_builder 2025/01/18 -
駐車場のお知らせ
query_builder 2024/10/01 -
階段を上っただけで息切れ⁉ 心臓疾患?
query_builder 2024/08/23 -
薬について(その2)
query_builder 2024/06/04